▼03月09日(日) |
スタ・チャンはWOWOWみたいになってきたな。 |
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■昨日スター・チャンネルで放送していた実写版『機動警察パトレイバー』のエピソード0。録画しておいたのを先ほど観ました。
舞台は野明たちが活躍していた時代から少し未来。3世代目となる隊員たちが所属している特車二課。この0話では、シゲさんことシバシゲオの口から特車二課が今に至った経緯が語られます。
そこでは旧隊員のその後も語られます。野明と遊馬は篠原重工に勤務し、公私ともにパートナーであるとか、後藤隊長は太田さんや進士さんと警備会社を立ち上げるがあっけなく潰れたなど。みんな警察に残っていないんですよね。
そしてレイバーという機械の現状も。曰く、
・バブル崩壊と共に、維持にお金の掛かるレイバーは見る見るうちに廃れていって、今では工事現場で時々見かける作業機械くらいの扱いになってしまった。
・あの頃熱心に研究されていた軍事転用も、コスト面や運用面の問題から立ち消えとなり、自衛隊もレイバーから手を引いてしまった。
・そんな状況でもレイバーの開発運用に固執した日本企業は、世界のロボット産業から置いてけぼりをくらい、今では日本はロボット後進国になってしまった。
という状況らしく。特車二課もレイバー運用の経験蓄積という名目で、第二小隊だけが辛うじて生き残っている有様だそうで(第一小隊は解散)。機材も新鋭機は取り上げられて98式AVに逆戻り。それも改造箇所が多いのと発売から年数が経っているという理由で、もはや篠原によるメーカーサポートもあてに出来ないというジリ貧さ。
昔と微妙に形が違うのは、整備班による現地改造のせいだったんですね。ちなみに海外要人来日時くらいしか出動する機会はないようで、それもどうやらキャリアからリフトアップして突っ立ってるだけみたいです(「今、動きますか?」「5分ならな」という台詞からも、余り動かしてないんだろうなと感じ取れます)。
あの頃を知っているシゲさんは胸中に寂しさを抱えつつも、特車二課を支えるために、今は亡きおやっさんに代わり整備班にハッパを掛ける。再びイングラムが出動するかもしれない、その日に備えて……といった内容でした。
特車二課とレイバーの現状にはショックを受けるし、この設定に拒否反応を示すファンは多いだろうけど、もはや世の中の誰からも必要とされていないレイバーと特車二課。そこに集まるこれまた必要とされていない隊員たち。そんな彼らの“これからの物語”として考えると、ちょっとワクワクもしてくる。
押井さんが作るからには日常のゴロゴロ話もあるんだろうけど、この流れだと多分メインとなるのは“必要とされていない者たちでもやれば出来る!”ってお話になっていくと思うんで、その辺の熱さにも期待したいな。
(追記)
シゲさんと、新主人公である明の会話が良かった。
「レイバーはジャイアントロボでもマジンガーでもないし、お嬢ちゃんも少年ジェットじゃないんだから」
「でも正義の味方でしょ。私たち」
「うん、正義の味方は特車二課のいい伝統だったけどね」
魂は、確実に受け継がれてるよ。
(関連)
・実写版パトレイバーのセットを360度じっくり! WEBで公開。
このセットを見られるぜ。
Amazonリンク→
・THE NEXT GENERATIONパトレイバー
第一話の予告も流れたけど、いつもの出動シークエンスを実写でそのままやってるのを見せられると、やっぱり感動するな。ちょっと涙出そうになるわ。
■本日のTV映画。
AM02:25よりテレ東で『和ちゃんとオレ』。
認知症の老人介護問題を取り扱ったドキュメンタリー。日曜の深夜にこれを観るのはキツいぞー。
■「未確認で進行形ミュージアム」秋葉原で開催 AnimeJapanでもトークとライブ。
巨乳安産祈願コーナーって何だよ。
■花澤香菜、初の女子会「かなまつり」で新曲しっとり披露。
花澤さんもプロポーズが気になるお年頃か……。
(関連)
・声優・花澤香菜、好きな男性は「加湿器」みたいな人。
潤わせてあげたい。
■バリー・レヴィンソン監督、熟練の技! 寄生虫パニックホラー『ザ・ベイ』予告編が公開!
寄生虫デカいな!
■今夜も録画したアニメ観ながらお仕事しますよ。
そういや『パトレイバー』は劇場アニメやTVアニメもスタ・チャンでやるみたいなので、その筋の人は今のうちに加入しておくのもいいんじゃないかな。
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▼03月08日(土) |
このためにFOXに毎月千円払ってるんだよ! |
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■中断していた『ウォーキング・デッド』シーズン4の後半が、いよいよ日本でも放送開始。前半は、主人公リック率いる生き残りグループが住居としていた刑務所跡が他の生き残りグループにより襲撃を受け、大きな犠牲を払いながらも皆散り散りに逃げ出すという苦い引きで幕を閉じた訳なのですが、それから数ヶ月、待ちに待った後半第一話は期待に違わぬ出来でございました。
襲撃者との戦いで大怪我を負ったリックは、ボロボロの体を引きずりながら、息子のカールと共に安全な場所を探す。しかしカールは、襲撃者から刑務所を守れず、結果として多くの仲間を死なしてしまった(妹も死んだかもしれない!)父を許すことが出来ない。歩くのがやっとで、ある意味足手まといとも言える父を見もせず、憮然とした表情で一人先行する。
後半第一話は、反抗期に入ったカールがリックにたてつくなど、これまでもちょっと軋轢を感じさせていたリック親子の関係に焦点が置かれます。視聴者的には、シーズン2でまだ幼いカールが間違って銃撃されて生死をさまよった時の慌てようなど、カールを想うリックの姿を見てきたので、ここに来ての二人の確執はとても辛い物がある。ゾンビが溢れ出した終末世界で数少ない信じられるモノ、“肉親の絆”。それが壊れていく様は見たくはない。
まあ、カールにしてみれば、親父が生き残り集団のリーダーになったはいい物の、仲間はドンドン死んでいくわ、お母さんも死んでいくわ、やっと見つけた住処失うわ、挙げ句の果てに妹が行方不明になるわですから、「ふざけんな親父!」ってなるのも分からんではないのですが(笑
安全な場所を求め、さながらロードムービーのようにさまよう父と息子。既にゾンビを一人で倒せるまでに成長したカールは、怪我で頼りない父を見捨てるそぶりすら見せ始めるのだが……。
死の蔓延した世界で、絆が試される。
いやー、マジでいいエピソードだった。リピートもあるはずだから、見逃した人もBS FOXの放送スケジュールをチェックしておくといいよ。huluでも配信してるし。
(追記)
リック親子の他に登場したのは、女性ながらに日本刀を振るってゾンビを倒す黒人女性、ミショーン。サブエピソードとして、彼女の過去にも触れてます。例のゾンビペットの作り方も見られるぞ!
ミショーンさんのゾンビ100人斬りやー!
■本日のTV映画。
サタ☆シネで『ソルジャー』。
カート・ラッセル主演のSFアクション。『ブレードランナー』との関連性が云々言われてたけど、あんま関係なかったね。
■Amazon.co.jp: ブルーレイ - バーゲンコーナー: DVD
Blu-rayバカ安セール再掲載。イレエレ的オススメは、『プライベート・ライアン』の後にスピルバーグが作った戦争ドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』のBlu-rayBOX。半額の5000円台で全話入り。
■予告通り、夜更新は無しです。
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