■リアリティ番組の収録中にゾンビ大発生! 主人公達は収録中のスタジオ(長期撮影するために自家発電・浄水設備や食料などが備えられた要塞みたいな施設)に逃げ込むが、ゾンビから逃げられたと思ったら中にいるのはクソみたいな出演者達で……というブラジルのゾンビドラマ『リアリティZ』が水曜から配信スタートしました。仕事のお供に全10話完走したよ。
前半の雰囲気や演出がとても良くて、「これは名作か!?」と思ったものの、後半に行くに従い要所要所でキャラが突然それまでとは異なる思考(脚本の都合で動かされている)で突拍子もない行動を取ったりしてテンションダウン。
次から次へと新キャラが登場・合流し、あれよあれよという間に死んでいくスピード感は緊張感あった。でも、シリーズの前半と後半でキャラ入れ替えする必要あった? というのと、キャラ入れ替えても一番悪いヤツのやってる事同じじゃん(テーマが変わるわけではないので、結局同じ行動に行き着く)って部分は「うむむ~」と首をひねってしまったかな。
ラスト辺りの「えいやー、これでしまいやー」的〆がトホホでしたが、まあ、やりたい事は伝わってきたので十分観られました。
気になるゴア描写はというと、これが超秀逸。
噛み千切って血飛沫ピューや腹掻っ捌いてモツをモグモグのゴアシーンがふんだんに! 頑張ってる! はらわた食われた人が血を吐きながら「(俺の肉を)食いやがれ!」って雄叫びを上げたり、首をモリモリモリーッと脊髄ごと引っこ抜かれたりするのが、80年代のSFXで最もゴア描写が高まっていた時期のホラーっぽくて超楽しい(人体破壊シーン、多分に『死霊のえじき』オマージュがあるよね)。
あと、人のいないスーパーでの“お買い物シーン”もあったりして、ゾンビ好きが喜ぶツボは結構突いてきます。
とりあえず、南米に生きの良いゴア描写職人がいると分かったので、満足です。
作中リアリティ番組出演者の1人で“頭が悪い美人キャラ”をやってる女優さん、
「この人、血と汗まみれでも美人なんだから、ちゃんとした場で化粧してたらすっごいだろうな」と思ってたら、マジで美人だった。
Hanna Romanazziさん(24)ね! 覚えておくね!
(追記)
調べたら、本作はイギリスで2008年に放送されたドラマ『Dead Set』が下敷きになっているらしく。こちらは全5話構成だったそうなので、どうも後半はブラジル版オリジナルエピソードみたい。どうりで前半と後半でキャラが総取り替えになるなんて思い切った構成なわけだわ。イギリス版の最終回後をブラジル版の後半は描いてたんだね。
■本日のTV映画。
午後ローで『暗殺者』。
スタローンvsバンデラス! 暗殺合戦!
金曜ロードSHOW! で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
この世にある完璧な映画のひとつ。
■仕事で出掛けねばならないので、今日の夜更新はお休みです。
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