■EJアニメミュージアムで行われている永野護デザイン展に行ってきました。
目を引く岩型美術館と、近くに掲げられた横断幕。L.E.D.とZ.A.P.の揃い踏み。
2階の展示会場を丸々使い、デビュー前から近年の仕事まで、永野護が描き起こしたデザインの歴史を展示しています。
賞に応募していた大学時代、メカ&キャラクターデザイナーとしての才能を花開かせたサンライズ時代、『シェルブリッド』や『ブレンパワード』、ゲームのキャラデザインや衣装デザインを積極的に受けていた時代、そして『フール・フォー・ザ・シティ』、『ファイブスター物語』、『ゴティックメード』といったオリジナル企画。それらの設定画、準備稿、そして貴重な生原画といった品々が所狭しと飾られていて……ここは永野護ファンにとっての約束の地じゃなかですか~~~!?
展示物の撮影は、永野護自身が権利を持っている『ファイブスター物語』関係の展示エリアのみ可能。撮影機材はスマートフォンのみが許されておりました。
僕、EJアニメミュージアム自体は一眼撮影OKって聞いていたから一応α6000を持って行ってたんだけど、現地で入場時の諸注意としてスマートフォンだけって聞いて、慌てて鞄にしまいましたよね(笑)。
てなわけで、撮影OKエリアではスマートフォンでバリバリ写真を撮ってきました。α6000だったら先日買ったPLフィルタで照明の反射やら歩いてるお客の影やら撮影している僕自身の影やらを消したりも出来たんだけど、残念ながらスマートフォン用のPLフィルタは用意してなくて、それらの写り込みがバリバリの写真になってしまっております。
エリアに入ってまず目を引くのは、本展示会の目玉の1つである『ファイブスター物語』既刊の表紙原画。様々な画材を用いて描かれた表紙原画が一堂に会す様は圧巻の一言。
コミックスでいつも眺めているはずの画ですが、巨大な原画から伝わる情報量は半端ではありません。こんなに小さな所まで? と驚いてしまうような緻密な描き込み、印刷では出ないような細やかな色使い、キャラクターたちの表情もかなり違って見えたりして、印刷とは違う肉筆原画の力をまざまざと感じさせられます。
クリスティンの描き込み! オペラ・スーツの発色!
感動。
コミックス1巻やらでお馴染みのL.E.D.立ち絵。掲載時にはセル彩色されたイラストですが、元となった原画はBの鉛筆で描かれていたそうで。
確かに鉛筆の線だわ。塗りつぶしも鉛筆だわ。
同時期に描かれたナイト・オブ・ゴールドも。鉛筆の擦れが。
最後に待っていたのはドデカいヤクトミラージュ グリーンレフト改めグローサー・ツァラトゥストラ・デトネーター・ブリンガー DB2 クロロフィル・ヘイズ。そしてドデカいカレン(身長が)。
カレンの周囲はメッセージボートとなっていて、来訪した業界関係者の皆様がイラストやコメントを多数残していました。ちょっと見ただけでもいのまたむつみ、高河ゆん、武内崇など名だたる面々が。最近は安彦良和も来訪したみたいね。
一般のファンも付箋に書くという形でメッセージを残せます。僕も1枚書いて貼っておきましたよ。
クリスの落書きと川村万梨阿のサインも。このレッシィやけに可愛くね?
てな感じで、数十年にわたる永野護仕事遍歴をギュッと詰め込んだ展覧会。ガンダム以前のサンライズ仕事やゲーム関係のデザインもバリバリ見られたし、各社が出してるMHやGTMのガレージキット展示なんかもあったりして、凄まじく見所盛りだくさんな内容でした。
中学時代から『ファイブスター物語』にハマって各種設定資料とかも読んでたから、その表紙絵の原画やセルが飾ってあったのがメチャクチャ懐かしくて嬉しかったな。
そんなわけで、待望の永野護デザイン展でしたが、大満足の大満腹でございました。2時間半くらい掛けてじっくり回らせて頂きましたよ。2000円くらいでこんなに充実した展示を見せて貰って良いの~?ってなっちゃうくらいのブツだったので、永野護好きは時間を作って観に行くが吉ですよ。
なお、入口にある券売機で900円払い、チケットを追加購入して係員に申請すると、川村万梨阿による音声ガイドが聴けます。僕も今回利用してみましたが、まあ内容的にはほぼ展示エリアに書かれた説明を読み上げているだけみたいな感じで、ぶっちゃけると有っても無くても問題は無いブツではありました……が、時々川村万梨阿がこの仕事の時にどう思っていたか、どう永野護に関わっていたかみたいな発言が差し込まれたりするんで、そこは面白かったな。
ちなみに音声ガイドは自前のスマートフォンで聴くという方式になっているので、イヤフォンが必要になります(忘れた人には、電話時のように耳に当てて聴いても良いとは説明していた)。また、音声ガイドを聴きながら写真をバシャバシャ撮ってると、当たり前ながら充電残量がモリモリ減っていきます(昨年バッテリー交換したばかりの僕のiPhoneでも、半分くらいには減ってた)。
心配な人はモバイルバッテリーを用意して、充電しつつ見て回った方がいいかもしれませんね。
それはそれとして、やっぱりクローソーなんだよな~。
■本日のTV映画。
午後ローで『ボーン・アルティメイタム』。
まだまだボーンシリーズを放送!
金曜ロードショーで『アーヤと魔女』。
宮崎吾朗監督のフル3Dアニメ。
■展示を見終わったら、施設に併設されているレストラン・角川食堂へ。こちらでは永野護デザイン展とコラボしたメニューが頂けます。
クリス仕事場飯。
オムライスとミネストローネとサラダのセット。永野護の仕事場では、締め切り日にコレを食べるんだそう。
食後にコーヒー。
セットで付いてくるチロルチョコはイベント限定品。パッケージにはエストが描かれています。
ガイバー1とガメラに見守られながら食べたり飲んだり。
元々が家庭料理なんでそれほど期待はしてなかったですが、ちゃんとお店の味になっていて美味しかったです。少なめかと思った量も、食べ終わってみたら結構な満腹感。野菜多めで健康にも良いかもしれませんね。
この角川食堂、今日もそうだけど永野護デザイン展開催中は毎日行列が出来ているそうで。パッと見は結構な列で無理かな~って感じなんですけど、実際に並んでみたらかなり回転が速くて、30分以内には店内に入れました。行列を見て諦めず、まずは30分くらい待とうの心持ちで並ぶと良いかもです。
店を出たら、デザートを食べに同じ建物内にあるカフェ・武蔵利休へ。
コラボメニューのソフト・オブ・ゴールド。
ミニサイズの抹茶アンドバニラソフトクリームに餡子や煎餅、白玉などを乗せたパフェ風のスイーツ。特典でコースターが付いてきました。
ミュージアム内を2時間半以上歩いて疲れた身体に、甘い物が染みる染みる。こちらも美味しく頂きました(僕が食べたのがこの日の最後の1つだったらしく、注文後、店員さんが売り切れ札を店頭の看板に貼り付けておりました)。
最後に、敷地内にある神社にコラボ御朱印を頂きに。
この大魔神は狛犬的な物なの?
帰宅して、グッズショップで買った物や特典で貰った物を整理。
入場口にて、1人1枚必ず貰えるピクチャーチケット。7種の図柄の中で、僕が入手したのはラキシス。クローソーが! 欲しかったんだけど!(僕の1つ前の方がクローソーだった)
ご飯を食べて貰った特典のコースターとシート。
ダッカス・ザ・ブラックナイトがモチーフのスマートフォンタブストラップ。本来はスマートフォンを首から下げるブツだけど、僕のiPhoneケースにはこの手の物を引っかける穴みたいのが付いていないから、別の用途に転用します。
神社で頂いたコラボ御朱印と、グッズショップに売ってたイベントオリジナル御朱印帳。3種あるコラボ御朱印の中で、必勝祈願のZ.A.P.柄を選択。これで色々患ってる病気に勝つ! 御朱印帳も同じくZ.A.P.だし、ちょうど良いね。
てなわけで、早速御朱印帳に貼り付け。この機会に、他の神社でも御朱印集めてみよう。まずは大洗磯前神社かな。
国家や騎士団マークのチャーム。上部に穴が開いてるから、キーホルダーチェーンなど既存の持ち物に装着可能。内訳はミラージュ騎士、天照家、コーラス王朝、黒騎士×2。
ダブっているのはお土産用です。
コミックス表紙イラストを封入したミニアクリルブロック。目隠し状態で売っているので、買うまでどの巻のが手に入るか分からない。クロト好きとしては2巻や3巻があったら嬉しい所だったが――まあ、どの巻でも外れはないから良いね。
手のひらサイズくらいで邪魔にならないし、880円とお手頃だし、お土産として1つ買っておくと記念になって良いんじゃないかしら。
無茶苦茶Hなので何としても入手したかったアートマグネット。全種買えて良かった。
これ、実は美濃焼で出来てるんですね。もっとシール的な物かと思っていたら、すんごい質感が良くて2重に満足出来る逸品でした。
動画載せておきました。
とまあ、買い物も堪能して無事帰宅したわけですが、実はグッズ売り場は品切れを起こしまくっていて、買えなかった物も大分あったんですよね。
それでも残っていた小物をホイホイ買ってこの量になったんですけども、気がついたらいつの間にか15000円くらい使っていて恐怖。
売り切れていた物が沢山あって良かったーーーーーー!(補充されてたら幾ら使ってたか分からんかった)
最後に、東所沢駅前近辺にあるアニメや漫画をテーマとしたピクチャーマンホール。マグナパレス柄の物は駅を出て右手の交番前にあります。
他にも『リゼロ』柄の物なんかもあるから、駅前散策して探してみるのも良いね。
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